西部署のおやっさん＠長さん特集

西部署のおやっさんは3者3様の感じが見え隠れ
します。

まず、谷さん。もうすぐ50で不整脈持ちといい
ながら、若いものに負けずに鬼刑事している谷さん
精神は20代なのに、体が追い付かず、そのことに
常に歯がゆい思いをしてばかり。

浜さん。唯一殉職した刑事。常に現場でありたい
が為に昇進試験を1度も受けず、実の娘ではない、
ゆきこちゃんを実の娘同様に育て、最後は凶悪犯
との対戦の末、命の炎を燃やし尽くした浜さん。
刑事の美学、そして同じに刑事の哀愁を感じ
させます。

そして、長さん。かつて部下の失敗をかばい、
八丈島に飛ばされながら、大門のおかげで
東京に戻って来て、まるで飛ばされてた分、
おもいっきり、刑事している長さん。

どの刑事にも暗い過去があります。谷さんのところ
には書きませんでしたが、谷さんはかつて、古谷茂
により、拳銃を奪われ、それ以来ずっと、平刑事
のままなのです。

しかし、この中で、長さんだけはどうにもこうにも
哀愁が感じられません。自分の拳銃が戻って、胸の
つっかえが取れたのでしょうが、それにしても、
若い刑事に負けず、さらに病気持ちでないのです。

長さん演じる小林昭二さんは御存知、仮面ライダー
のおやっさん。おやっさん役やらせたら、日本でも
この人の右に出る人はいないと言う名脇役。残念
ながら鬼籍入りになっていますが、その主人公を
ささえる姿は非常に目に焼きついています。

長さんはその登場からぶっ飛んでいます（＾＾；）
風呂場でひとっ風呂の上に、赤灯つけて、西部署へ
と、完璧にオヤジしてます(＾＾；)でも、次の
シーンにおいて、連続ライフル魔強奪犯を追う際の
やり取りはまさにたたき上げの刑事ですね〜。
また一兵の銃の弾道の狂いを見分けるなどでも
一流の刑事を匂わせていますね〜。

明日は浜さんです。